村上ひとしの市政レポート



懐かしい医師たちと共に


 先日、勤医協札幌病院に勤務する医師たちとお話しをさせていただく機会がありました。診療が終了した後で疲れているにもかかわらず、多くの医師たちが医局に集まってくれました。ほんとうに嬉しい事です。感激しました。

 北海道勤医協は無差別、平等の医療を掲げ、医師を先頭に全職員がその実践を目指し奮闘する医療機関です。この間、年金や給料が引き下げられ、住民税の大増税と医療、介護など社会保障が大改悪されました。まさに、お年寄りと弱い者を狙い撃ちにした負担増と社会保障の切捨てです。黙っていたら、お金の切れ目が、命の切れ目に直結する社会に後退する一方です。何とかしなければなりません。こうした社会や医療情勢の下、北海道勤医協への信頼と期待がますます高まっていると感じます。

 診療報酬が大幅に引き下げられ、全国の医療機関は経営的にも医療の質や安全性を確保していくのも困難となり、深刻な事態に直面しています。「経営を維持させるためには、保険の利かない自由診療を大幅に拡大しなさい。それでもだめなら、倒産してください。後は営利目的で大企業傘下の株式会社が引き継ぎます。どうぞご心配無く。」と厚生労働省と政府の声が聞こえてきそうです。

 医療や介護は国政を中心とした政治の場で決定されます。また、独自の助成制度を確立するのは地方政治の場で決定されます。無差別、平等の医療の実践と人の命が大切にされる政治の実現は表裏一体です。共に前進させなければなりません。懐かしい医師たちと共に力を尽くす決意です。

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