村上ひとしの市政レポート



暖房の季節に想うこと


 手稲山の頂も白く雪化粧し、札幌も本格的な冬到来です。我が家でも朝晩に暖をするようになりました。

 この季節になると家族と隣近所が一緒になって冬支度をした子供の頃を思い出します。木造住宅で窓もアルミサッシではなかったため、窓全体を外側からビニールで覆いかぶせる作業、冷たい水で大根や白菜を洗い、家の軒下に干す作業、石炭を石炭小屋に搬入する作業など、土日は家族総出の冬支度がありました。

 また、お年寄りのお宅には、近所で協力し合いながら冬支度の援助をしたものです。手伝いをした後、近所のお婆ちゃんに甘酒やかぼちゃ団子をご馳走になった記憶があります。まさに、暖房が必要になるこの季節は、家族や地域社会が一体になり冬支度の作業を行う中で、人間の連帯と心温まる古き良き時代の一端があったと思います。

 「お父さん、寒いから暖房のスイッチ入れて」と娘が言います。何の苦労もなく暖房が入る時代になりました。便利な反面、人間として重要な事を忘れ去っているようで親としては気がかりです。皆さんはどうでしょうか。

 お年寄りと病気や障害を抱えている人ほど暖房費はかかります。厳冬期の灯油代が気がかりです。この間、ガス暖房料金、地域暖房料金の値下げ運動に精力的に取り組んできたのが小川勝美議員です。直接、政府交渉を行い、市議会でも質問し、何度も北ガスさんとも交渉を行う中で値下げを実現させることができました。

 これからも、市民が安心して暖房ができるよう力を尽くしたいと思います。

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