村上ひとしの市政レポート



政府交渉に行ってきました


 9月6日、各省庁と交渉をおこなってきました。分刻みのスケジュールで各省庁を回るハードな1日でしたが、私たちの要望に対する政府の姿勢を知る上で大変勉強になりました。ここでは、厚生労働省との交渉の一部について紹介します。

 資格証明書は、十分な資力がありながら故意に国保料を納めない悪質滞納者に限定すること。子供のいる世帯や何らかの医療助成を受けている世帯などへの資格証明書の発行をやめるよう国が指導することを要望しました。

 この要望に対し厚労省は、資格証明書の発行は、制度の公平性の観点からおこなっている。国保料の支払いが困難な場合は、役所の納付窓口に相談していただく事になっている。と答弁をおこないました。

 厚労省の答弁に対し私は、資格証明書の発行で受診が遅れ、死亡する患者さんも複数発生している。医学の常識である早期発見、早期治療の観点からも、受診の遅れは病態の悪化や重症化につながり、逆に医療費増になっている。また、役所の納付窓口に相談できない市民が多く、認知症など病態によっては、理解と必要な対応が困難な市民もいる。

 いずれも深刻な受診の抑制となり、心ある医療機関が資格証明書を発行された市民の命と健康を守る活動を献身的におこなっている実態を告発しました。こうした患者さんや医療現場の実態を踏まえ、資格証明書の発行は、悪質滞納者に限定して発行するよう責任を持って指導することをあらためて強く要望してきました。

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