村上ひとしの市政レポート



一人はみんなのために、みんなは一人のために(One for all All for one)


   この言葉は1チーム15人で行うラグビーフットボールにおける選手個人とチームの基本的なかかわり方を表したものです。またヨーロッパ諸国では、医療を始め社会保障全般にもこの考え方が随所に取り入れられている事でも知られています。日本では、生活と健康を守る会がこの言葉をスローガンに用いています。

 ラグビーにおけるこの言葉の意味は、1人はチーム(生活の質・教育・社会保障など)を前進させるため最大限の努力と協力をおこない、チームは全面的な個人(国民)への援助を行い、決して孤立させないというものです。この考え方を基本にしているヨーロッパ諸国と日本の教育や社会保障の現状を比較するとその差は歴然です。

 ワールドカップサッカーでは、イタリアがフランスを破り優勝しました。守備重視のチーム同士のため攻撃に乏しく決勝戦としては物足りないというファンも多かったようです。しかし、イタリアもフランスもボールを持っている選手に対して、常に3人、4人と集団的に防御を徹底し、シュートをさせない地道な選手達の姿勢とチームとしての意思統一のレベルの高さは見ごたえがありました。この戦いでも「1人はみんなのために、みんなは1人のために」の実践を見た気がします。

 もはや世界では、一部の金持ちと大企業優先、そして国民を無視したアメリカいいなりの政治は通用しません。まさにOne for all  All for oneが強く求められています。

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