地球温暖化すすむ双子の娘が小さい頃、毎日お風呂に入れるのが私の役目でした。娘の髪を洗うとき娘たちは、大きく深呼吸をし、手で耳をふさぎ、目をしっかり閉じて、「父さん!いいよ」と言ってから、洗面器でザーと頭にお湯をかけたものです。 今では、それぞれがお風呂に入りシャワーをじゃんじゃん使う。一人が入った後、お湯が冷めるから入りなさいと言っても直ぐに入らず、結局、お湯を温めなおす。さらには、朝シャンまでする。 先日、水道量の検針をされている方に玄関で偶然お会いし、「村上さん、随分と水道の使用量が増えていますけどご家族が増えましたか」と言われ、思わず「すいません」と謝ってしまいました。 その夜、水道の使用量の増加について娘たちにも伝え、同時に、「昔はシャワーなど無く、湯船のお湯を使ったものだ。自分たちがどれほど水やエネルギーの無駄遣いをしているか考えながらお風呂に入りなさい」と説教をしました。 しかし、ぬかに釘、その後もすぐシャワーじゃんじゃんです。今の世の中、あるものを使うなというのも難しい事ですが、一人ひとりが資源や省エネルギーについて意識した生活をしたいものです。そうしなければ、地球温暖化が加速し、昔は札幌でもスキーができた、なんて時代がまもなく訪れるかも知れません。
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